愛と依存は紙一重 ~愛がなんだ~
今、好きな人はいますか…?
恋愛リアリティショーのオープニングみたいな始め方になりましたが笑今日紹介するのは恋愛映画です!といっても甘酸っぱい系ではなく、恋愛って何?付き合うって何?といったことを考えさせられる映画です。普通の恋愛映画は飽きた、ちょっと変わった恋愛を見てみたい、そういう人におすすめする歪な愛の形の物語です。
作品情報
- 作品名:愛がなんだ
- 公開年:2019年
- 主演:岸井ゆきの
- 監督:今泉力哉
- あらすじ:28歳OLのテルコはマモルに一目惚れをし、どんなときでもマモルを最優先にする生活を送っていた。しかしマモルにとってテルコは都合のいい女でしかなく恋愛感情はなかった。そしてある日を境にマモルからの連絡が途絶えてしまう…
主演の岸井ゆきのさんはこの作品で第43回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞しています。
感想
恋愛どうこうってよりは人間のこわさ?みたいなのを垣間見た気がします。テルコの友人は逆にマモルの立場で付き合ってるようでなんともおかしな人間関係ばかり。全員幸せにならずに終わったなぁというのが率直な感想です。
岸井ゆきのさんの演技にもめっちゃ惹き込まれ、異様な空気感が常に漂っていました。異常な行動に「ありえないな」って思わせるんじゃなく、
人は誰しもこうなる可能性がある
っていうメッセージが込められているようで、見終わった後は少しゾッとしました。
人は何かに依存する生き物というのは聞いたことがありますが、愛情は一つの要素といえます。好きだからはもちろん、マモルがクズ男っぽかったところからもテルコは「私がいないと」って勝手に思い居場所を作っていて、テルコとマモルは共依存のような関係とも言えるのかな。それにしても成田凌はこういうクズな役めちゃくちゃ似合いますね(⊙_⊙;)
結構キュンキュン系好きでそういう恋愛映画ばっかみてきたのですがたまには変わった恋愛観の映画もありですね。でも私はやっぱ王道が好きです笑